2013年10月30日水曜日

親子展


いかがお過ごしてす か? 私は風邪もひかずに何とかこの異常気象を乗り越え「スニップアートスタンプでつくるこ ども部屋」(マガジンランド)が今月18日に出版できホッとしたところです。本のことも書きたいのですが、10/28から私の父と日本橋のギャラリーでアークネスで親子展 を開催しております。

 久しぶりのブログですが、父のことを書いてみたいと思い ます。
私の父、首藤教之は一日中ところかまわず絵を描いています。ごはんを食べる テーブルの脇も、アトリエも、自分の机も。絵を描く道具だらけ。 まるで食べたり飲んだり眠ったりの続きに「絵を描く」というとがあるように。
「一番好きなものを一番に、二番目が大事な人、3番目が仕事。そんな風にすると実は 色々なことがうまくいくんだよ」 と旅ばかりしている友だちから聞いたことがありました。好きな人より、仕事より、好き なことを一番に。
今、振り返ってみると 私の父にもそんな変化の時期があったように思います。 その瞬間が来たのは私が17歳になったばかりの時でした。 グラフィックデザイナーとしてではなく、ただ、「首藤教之」としての初めての個展でし た。ちょっと照れ臭そうで、誇らしげな顔をした父の肩の横で背すじを伸ばしてたってい た私もきっと誇らしげな顔をしていた気がします。 意識してのことなのか、そんな節目 の時期だったのか「絵を描くこと」が一番目になったのでしょう。父が「自分」という人 として生きはじめた時から、私も、自分の背骨を意識して歩き続けること、立ち止まるこ とを大事にしながら生きてこれた気がします。「好きなこと(生きたい生き方と言った方 がわかりいいでしょうか?)が一番目」になるのは案外むずかしくて、それはまだまだ瞬 間 瞬間、ジリ、ジリと、体感している感じですが。
今回は 日本橋 ギャラリーアークネスで、親子で作品を展示できるという素敵な機会をい ただけました。ゲストを迎えながら「キョウツウテン・ソウイテン・オヤコテン」をやり ます。週末の11/2・3・5・9・10は午後にはギャラリーにいますのでぜひ絵を見に来てく ださい。「スニップアートスタンプで作るこども部屋」の本もギャラリーに置きます。
「首藤教之+アーコ展」キョウツウテン・ソウイテン・オヤコテン 2013年10月28日(月)11月10日(日)ギャラリーアークネス東京都中央区日本橋本町1~4~3 ヴィラアート日本橋4F TEL03-6214-0328 12時⇨PM18:00 最終日PM15:00まで